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MOVESCOUNTでMOVEを分析する方法

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MOVESCOUNTでMOVEを分析する方法

2017年6月6日

Suunto Movescountには、トレーニング中に記録したありとあらゆるMoveを詳しく分析し、洞察を深めるために役立つ強力なツールが揃っています。ここではあるレースを例にとってレース展開を分析し、反省点を導き出す方法を説明します。 

パフォーマンスは、わずかな変化の積み重ねで、徐々に向上していきます。重要なのは意識することです。改善のポイントや方法を常に意識することで、わずかながらもパフォーマンスの向上につながります。

Movescountを活用することで、アスリートやコーチは記録したすべてのMoveをさまざまな角度から掘り下げて分析することができます。トレーニング中のパフォーマンスで、効果の出ている内容、改善が必要な内容、どこを改善できるかなどを的確に知ることができます。

Suuntoのパフォーマンスビジネス部門でデジタルリーダーを務め、トライアスリートとしても活動しているJanne Kallioが、今年初旬に参戦したアイアンマン南アフリカ大会のレースを記録したMoveを例に(同大会では成績が振るわなかったため本人がっかりしています)分析しながら、Movescountの新機能を紹介します。

どのようにしてコナへの出場権を逃してしまったか。

レースのバイク区間ではすべて順調のように思えた

Janne Kallioは、アイアンマン南アフリカ大会で好成績を収めることができるだろうと自信満々でした。同大会は、毎年ハワイのコナで開催されるアイアンマン世界選手権大会の選考レースでもあることから、かなり気合が入っていました。彼のトレーニングは順調で、トレーニングサイクルを通して着実に調子が上がっていました。万全の準備でレースに臨んだ彼は、ポート・エリザベスで自信を持ってスタートラインに立ちました。

スイム

スイム区間の分析

スイム区間でのJanneの目標は、1時間を切ることでした。Moveのイントロダクションの下にあるラップセクションを展開し、スイムのラップをクリックすると、最初の種目であるスイム区間を表示できます。グラフメニューの下にあるスイムのペースとストローク速度のオプションを見ると、スイム中、Janneは安定したペースを保っていたことがわかります。しかし、ナビゲーションでミスをし、目標タイムの1時間を超えてしまいました。

ヒートマップを見ると、今大会のコースが過去の大会と異なることがわかります

マップ画面でヒートマップのオプションをクリックすると、2016年大会のコースが前年までのコースと異なることがわかります。コースの変更により、前年よりタイムが遅くなってしまったのでしょう。

バイク

過去に何度かアイアンマンレースを完走しているJanneは、通常、5時間より速いタイムでバイク区間を終えています。しかし、今回は今までとは違っていました。

JanneのMoveでラップセクションをクリックして、バイク区間を選択します。バイク区間の後半、ワットがかなり減少していることがわかります。中盤の1時間10分では、平均パワー出力は206ワットですが、終盤の1時間10分ではわずか172ワットに落ち込んでいます。中間地点の通過タイムは2時間20分でしたが、かろうじて5時間で終了しています。「終盤は、普段片足でペダルを踏むときよりも低いパワーで回していました」とJanneは語っています。

パワーグラフの分析
バイク区間の中盤。

パワーグラフの分析
バイク区間の終盤。

一体何が起こったのでしょうか?その答えは、バイク区間の彼の心拍数を見るとわかります。足のパワー不足が原因となるような大きな負荷はなかったことを示しています。目標心拍数である135~145bpmが維持されています。

心拍データの分析

パワー不足を招いた他の原因は何でしょうか?「ビギナーにありがちなミス」とJanneは指摘します。「脱水症状を起こしてしまったのです。「私より20kgほど体重の軽い女子の優勝者であるKaisa Lehtonenが約3.5リトルの水を飲んでいたのに、私は約2.5リットルしか飲んでいませんでした。それで若干の脱水症状を起こしてしまったようです。」レース当日は、Janneが予想していた以上に気温が上昇し、水分を十分に摂らなかったために手痛い代償を払うことになったのです。脱水状態のままマラソンをスタートするとどういう結果になるのでしょうか?

ラン

Janneは何とか5時間以内でバイク区間を終了したのですから、計算上は、ランのタイムを考慮してもコナで開催されるアイアンマン世界選手権の出場資格を獲得できるはずでした。しかし、脱水状態でランをスタートしたJanneは、世界選手権への切符を逃すことになりました。

彼はフルマラソンを3時間15分で完走することを目標にしていましたが、最初の数キロメートルを走り終えた時点で、その目標を達成することが不可能だと確信しました。この時点では、何が問題なのかわかっていませんでした。「25km地点で限界を感じました」と彼は振り返ります。「気温がどんどん上がって、ペースがガクッと落ち、脚が止まってしまいました。その時点で、出場資格を得るどころか完走さえ危なくなっていました。脱水症状にならないよう完走するだけで精一杯でした。」

ランのデータ分析

Janneはエイドステーションに達するたびに、できるだけ多くの水分を補給しました:ドリンク、アイス、スポンジを確保し、ダメージを最小限に抑えるように努力しましたが、すでに手遅れでした。ラップセクションをクリックし、ランを選択して心拍数、速度、気温を示すタブをそれぞれ選び、何が起こったのか見てみましょう。グラフの左側にあるズームツールを有効にしたら、スライダーを使ってズームインすると、肉体的ストレスと格闘するJanneの状態がよくわかります。

ランのデータ分析

マラソンの最後の7kmでは、水分を補給し、体温を下げたことで、Janneの歩調が軽くなってきたことがわかります。ペースが上がり始め、心拍数にも回復の兆しが見られます。 

終盤で追い上げましたが、今回はコナへの切符を逃してしまいました:レース終了後、わずか40秒差でコナの出場権を逃したことを知りました。 

 

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