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地球の磁界は、磁気極の間で同じように広がっている訳ではありません。両極に近づくにつれ、磁界のラインは地面に向かって徐々に傾斜します。磁極において、磁力線は完全に垂直になり、地上に対して直立します。

地球の磁界の挙動について詳しくはNOAAのウェブサイト「National Geophysical Data Center」を読むことをお勧めします。

市販のすべてのマグネットコンパスは、その地点での磁界ラインの水平方向を正確に示せなければなりません。磁力線での自然傾斜を手動で補正する必要をなくすために、コンパスメーカーは通常、磁針の重さか磁界の垂直物の設定を行います。これは磁気ゾーンのバランスと呼ばれます。

スント アナログコンパスでは、2種類のバランシングソリューションを取り入れています。ひとつは北半球ゾーンと南半球ゾーンを利用した二ゾーンシステム(複数の角度ではゾーンの重複も伴う)です。もうひとつは地球上のどこでもひとつの磁針でバランスが取れるシングルグローバルシステムです。

二ゾーンシステムは加重メソッドを用いており、磁界の傾斜によって浮き上がる磁針の端および動く必要がある磁針アセンブリの両方に重みを足すことにより、傾斜の補正とピボット動作を可能にしています。
スントは、これら2つのバランシングウェイトを繊細に平衡することにより、揺れを少なくし、磁針が自ら回転できるようにしました。この方法により、スントは2つのバランシングゾーンのみを必要とするソリューションを生み出すことができました。かつては、正確なバランスのために4つから5つのゾーンが必要でした。
スントのグローバルバランス磁針は、磁針とマグネットが互いに独立して傾くように設計されています。これより、磁針とコンパスカプセルを平行に保ちながら、磁針を引き下げることなくマグネットが地球の磁界の垂直成分に応じて傾斜することが可能になります。マグネットが磁界の水平成分に応じて回転する時でも、マグネットは磁針が磁北を差すようにします。

この独自の設計は、約20度の傾斜地でも機能します。動いている時でも安定性があり、止まるとすぐに安定するため、スントのグローバルバランスコンパスは使い勝手に優れています。