Suunto D4i ユーザーガイド -
ダイブモード
Suunto D4i 以下のダイブモードがあります。
- Air (エアー):エアーを使用した潜水用
- Nitrox (ナイトロックス):ナイトロックスガスを使用した潜水用
- Free (フリー):フリーダイビング
- Off (オフ):ダイブモードを完全にオフにする。ダイブコンピュータを水に入れてもダイブモードは起動せず、ダイブモードも非表示となります。
デフォルトでは、ダイブモードに切り替えるとAir(エアー)モードが起動します。また設定により、他のダイブモード(Nitox, Gaude, Free)への切り替え、ダイブモードをオフに切り替えることができます。
ダイブモードは、ダイブコンピューターをしないときにはオフに設定することもできます。
ダイブモードを変更する:
- 時刻モードで、を長押しします。
- を押してDive Mode(ダイブモード)に切り替えます。
- またはで、変更したいダイブモードを選択し、で確定します。
- 終了するにはを押します。
それぞれのダイブモードには個別の設定があり、それらのダイブモードを使用中には設定を調整する必要があります。
ダイブモード設定を変更する:
- ダイブモードで、を押します。
- またはを押して設定をスクロールします。
- を押して設定に入ります。
- またはで設定を調整し、で確定します。
- 終了するにはを押します。
潜水終了後5分以内は設定の変更を行えませんのでご注意ください。
エアーモード
エアーモードは、通常のエアーでの潜水用であり、以下の設定があります。
- 個人/高度調整(個人調整と高度調整を参照してください)
- タンク圧(タンク圧を参照してください)
- タンク圧アラーム(タンク圧アラームを参照してください)
- 深度アラーム(深度アラームを参照してください)
- ダイブタイムアラーム(ダイブタイムアラームを参照してください)
- サンプルレート(サンプルレートを参照してください)
- ディープストップ(安全停止とディープストップを参照してください)
- エアータイム(エアータイムを参照してください)
ナイトロックスモード
ナイトロックスモードは、酸素の多い混合ガスでの潜水に使用されます。
窒素割合を減らすことにより、潜水時間を長くしたり、減圧症のリスクを抑えることができます。しかしながら、酸素割合を増加させたり潜水深度が深くなると酸素分圧が上昇し、酸素中毒に陥る危険性が高まります。この危険を防ぐためには、潜水時間と酸素曝露の度合いを計測して酸素曝露が安全限界範囲を超えないように潜水プランを調整する必要があります。Suunto D4i は、潜水プランの調整に必要な情報をダイバーに提供します。
ナイトロックスモードには、以下の設定があります。
- ナイトロックス(混合ガス)
- 個人/高度調整(個人調整と高度調整を参照してください)
- 深度アラーム(深度アラームを参照してください)
- ダイブタイムアラーム(ダイブタイムアラームを参照してください)
- サンプルレート(サンプルレートを参照してください)
- ディープストップ(安全停止とディープストップを参照してください)
- エアータイム(エアータイムを参照してください)
ナイトロックスモードでは、タンクの酸素割合および酸素分圧の限度の両方をSuunto D4iに入力する必要があります。
これは、入力値に基づいて行われる窒素および酸素の計算と最大許容深度(MOD)の計算の正確性を保つために必要です。
デフォルトの酸素割合(O2%)設定は21%(エアー)、酸素分圧(PO2)設定は1.4 bar(20 psi)です。
混合ガスの設定を変更する:
- Nitrox(ナイトロックス)モードで、を長押しします。
- を押し、Nitrox(ナイトロックス)設定に切り替えます。
- を押し、O2の値とPO2の値を切り替えます。
- 点滅するO2値を、タンクの酸素割合に合わせてまたはで調整し、で確定します。
- 点滅するPO2(酸素分圧)値をまたはで調整し、で確定します。
- 終了するにはを押します。
酸素割合はデフォルトで21%に設定されています。酸素割合を22%以上に変更しない限り、このデフォルト設定が適用されます。酸素割合を変更後、設定が自動的にデフォルトの21%に戻ることはありません。
フリーモード
Free(フリー)モードでは、Suunto D4iをフリーダイビング用機器として使用できます。潜水時間は、ディスプレイ中央に分と秒で表示されます。
フリーダイビングは水深1.2 mで始まり、水深0.9 m未満になると終了します。
Free(フリー)モードには、以下の設定があります。
- 深度通知(深度通知を参照してください)
- 深度アラーム(深度アラームを参照してください)
- ダイブタイムアラーム(ダイブタイムアラームを参照してください)
- サーフェスタイマー(水面休息時間と飛行機搭乗禁止時間を参照してください)
- サンプルレート(サンプルレートを参照してください)
深度通知
フリーダイビング用に深度通知を5つまで任意で設定できます。例えば、フリーフォールのタイミングを通知することができます。各通知には深度と設定とオン/オフを切り替えることができます。
通知深度に達すると、バックライトが点滅し、”優先度の低いアラーム音”が鳴ります。
深度通知を設定する
- Free(フリー)モードで、を長押しします。
- を押してDepth Notify(深度通知)設定に入ります。
- またはで通知をスクロールし、で通知に入ります。
- 通知のオン/オフを切り替えるには、またはを押し、で確定します。
- またはで深度を調整し、で確定します。
- 次の通知にスクロールして変更するか、を押して終了します。