Suuntoでは、当社のウェブサイトが「Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0」の適合レベルAAに準拠することを目標とし、WCAG 2.0と国際協調したその他の標準規格に準拠することで、アクセシビリティの確保と向上に取り組んでいます。当ウェブサイト上の情報へのアクセスに問題がある場合など、アクセシビリティに関するお問い合わせは、カスタマーサービスまでご連絡ください。カスタマーサービス電話番号:米国 +1 855 258 0900(フリーダイヤル)

Suunto Ocean ユーザーガイド

ダイブアラーム

Suunto Oceanには色分けされた強制アラームがあります。アラームは音と振動とともに、画面上にわかりやすく表示されます。警告は常に赤色で、迅速な措置が常に求められる重要なイベントを示しています。アラーム音と振動は停止できますが、警告は状況が改善するまで赤色のまま表示されます。

Suunto Ocean では、自分でアラームを作成しお好みのアラーム音、振動、外観モードを設定することができます。

強制ダイブアラーム

次の表では、ダイビング中に目にする可能性のある、強制的に表示される警告を示しています。この表で、アラームが作動した理由と問題の解決策を確認できます。

複数のアラームが同時に発生した場合、優先度が高いエラーが表示されます。いずれかのボタンを押して最初のアラームを確認すると、次のアラームが表示されます。

アラーム説明アラームの解除方法
アラーム 浮上速度浮上速度が安全な浮上速度 である分速 10 m(33 ft)を 5 秒間以上超えています。浮上速度インジケータが緑色になる範囲で浮上してください。DCS(減圧症)の症状がでないかどうかを監視してください。今後はさらに保守的なダイビングを実施してください。
アラーム シーリング超過減圧潜水で減圧停止のシーリング深度よりも 0.6 m(2 ft)以上浅く浮上しています。表示されているシーリング深度の値よりも深い深度まで潜降してください。
アラーム ppO2酸素分圧が最大限界値(>1.6)を超過しています。ただちに浮上するか、酸素の割合が低いガスに変更してください。
ppO2 設定値のアラーム酸素分圧が使用中のガスに対し設定した限界値を超えています。ただちに浮上するか、酸素の割合が低いガスに変更してください。
アラーム CNS中枢神経系(CNS)酸素毒性レベルが、限界値の 80% または 100% に達しています。ppO2 が低いガスに変更するか、浅い深度まで浮上してください(減圧停止のシーリング深度の範囲内)。
アラーム OTUOTU が 1 日あたりの推奨限界量の 100% または 80% に達しています。ppO2 が低いガスに変更するか、浅い深度まで浮上してください(減圧停止のシーリング深度の範囲内)。
アラーム タンク圧タンク圧が 50 bar(725 psi)を下回っています。タンクの残量が多いガスに切り替えるか、安全停止の深度まで浮上しダイビングを終了してください。
アラーム 最大深度深度がウォッチの使用における最大深度(60 m)を超えています。ダイビングが 60 m を超えると、ダイブコンピュータは深度やアルゴリズムの情報を正確に表示できなくなります。浅い深度まで浮上し、浮上プロファイルに従ってください。DCS(減圧症)の症状がでないかどうかを監視してください。今後はさらに保守的なダイビングを実施してください。
アラーム 安全停止超過安全停止の深度範囲外にいます。安全停止の範囲である 3 ~ 6 m に留まってください。
アラーム NDLNDL が 5 分を切っています。減圧停止を回避するため、浅い深度まで浮上してください。
アラーム ooam減圧停止のシーリング深度を 3 分以上超えており、減圧停止が実施されませんでした。切り替えウィンドウが示すシーリング深度まで潜降してください。
NDL のアラームNDL が 0 分となり、減圧停止が必須となりました。指示のとおりに減圧停止を実施し、常にシーリング深度の値よりも深い深度に留まってください。
アラーム バッテリーバッテリー残量が少なくなっている(<10%)、または非常に少なくなっている(<5%)状態です。デバイスを充電でしてください。

ユーザーが設定できるダイブアラーム

強制アラームに加え、ほかにもタンク圧、深度、ダイブタイム、NDL の設定可能アラームがあります。各アラームでは、アラーム音の長さをショートまたはロングにカスタマイズできるほか、アラーム音をすべてオフにできます。アラーム音のオプションのほかに、振動アラートを付けることもできます。またはお好みでアラーム音をサイレントにし振動のみをオンにすることも可能です。

アラーム音や振動オプションだけではなく、通知(シアン)と警告(黄色)の 2 つの外観モードから選択できます。設定可能アラームにはそれぞれ最大 5 つのアラームを作成でき、アラームが作動した場合いずれかのボタンを押すと解除できます。

アラームの編集アラーム音と振動外観モード 通知と警告

タンク圧

タンク圧アラームは、51~360 bar(725~5221 psi)の間で値を設定できます。50 bar(725 psi)に達した際に作動する強制アラームがあります。これは調整できません。タンク圧のアラームは、ターンプレッシャー(折り返し地点での残圧)に達したことを通知するのに便利です。

タンク圧 50 barタンク圧アラーム 100 bar

深度

深度アラームは、3.0~59.0 m の間で設定できます。深度アラームは特に、フリーダイビングの際にフリーダイブ中の各段階を通知するのに便利です。また、ダイビング中に自身の個人的な深度の限界値に達したことを通知するよう設定することもできます。

深度アラーム 30 m深度アラーム 15 m

潜水時間

ダイブタイムアラームは、分・秒単位で最大 99 分まで設定できます。

ダイブタイムアラーム

NDL

減圧不要限界(NDL)アラームは、特定の NDL に達した際、または NDL 時間が残り少なくなった際に、アラートを発動するよう設定ができます。

NDL アラーム 新規

システムエラー

コンピュータには不具合や障害が発生することがあります。ダイビング中に突然このデバイスが正確な情報を提供できなくなる可能性があります。不具合や障害に対処できるよう常に計画を立てるようにするほか、バックアップのダイブデバイスを使用し、バディシステムを活用して単独でのダイビングは避けてください。万が一、ダイビング中にダイブコンピュータが故障した場合には、ライセンスの認定を受けたダイビング指導団体が提供している緊急時の手順に従い、直ちに、かつ安全に浮上してください。システムエラーが発生した場合は、Suunto カスタマーサポートへお問い合わせください。

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