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Suunto Ocean ユーザーガイド

ダイビングの安全性

Suunto Ocean は、リクリエーション目的のスキューバダイビングとフリーダイビングに使用するために設計されたダイブコンピュータです。ダイビング前、ダイビング中、ダイビング後にダイバーが安全な判断を下すために重要な情報がデバイスに表示されます。Suunto Ocean は、単独で使用することもできますが、Suunto Tank POD と一緒に使用することも可能です。Suunto Tank POD を使用するとタンク圧が測定され、読み取ったタンク圧の情報がダイブコンピュータに送信されます。Suunto Ocean と Suunto Tank POD を組み合わせての使用は、EU 規則 2016/425 個人用保護具(PPE)に分類され、PPE リスクカテゴリー III (a)(健康を害する可能性のある物質および混合物)に分類される特定のリスクに対する保護を提供します。

Suuntoでは、適切な講習を受け、かつ各リスクを完全に理解し承諾しない限り、いかなる種類のダイビングも行わないよう強く推奨しています。認定をうけた指導団体の規則には常に従ってください。

印刷された資料およびオンラインユーザーガイドをすべて読み、必ずダイビング機材の使用方法とその限界を完全に理解するようにしてください。常に、自分の安全の責任を負うのは自分自身であることを忘れないでください。

警告:

コンピュータには不具合や障害が発生することがあります。ダイビング中に突然このデバイスが正確な情報を提供できなくなる可能性があります。常にバックアップのダイブデバイスを使用し、バディシステムを活用して単独でのダイビングは避けてください。

警告:

減圧モデルは理論上のものであり、ダイバーの実際の身体をモニタリングするものではないため、いかなるダイビングでも、必ず減圧障害(DCI)のリスクが伴います。個人の体調は日によって異なります。ダイブコンピュータはこれらの変化を考慮することはできません。減圧障害の危険を最小限に抑えるために、必ずダイブコンピュータが表示する曝露限界値の範囲内に留まるようにしてください。

警告:

減圧障害の発症リスクが高くなる要因が疑われる場合、個人設定を使用してより保守的な計算結果になるように調整し、ダイビング前に潜水医学に携わっている医師に相談することをお勧めします。

警告:

海抜 300 m(980 ft)を超える高所潜水では、ダイブコンピュータが減圧状況を計算できるよう、高度設定が正しく選択されている必要があります。不正確な高度設定や最大高度以上の場所での潜水は、誤ったダイブデータとプランデータの原因となります。高所でのダイビング前には体を高度に順応させることをお勧めします。ダイビング計画時に調整した個人設定と高度設定を、実際のダイビングでも使用してください。

警告:

商業上もしくは職業上の潜水活動のためにこのデバイスを使用しないでください。商業上もしくは職業上の潜水は、ダイバーが減圧障害(DCI)のリスクが増大するような水深や過酷な状況にさらされる可能性があります。

警告:

ダイビング前に、ダイブコンピュータが正常に機能していること、ディスプレイが機能していること、バッテリー充電レベルが十分なこと、タンク圧が正しいこと、設定が正しいことを必ず確認してください。

警告:

ダイビング中、定期的にダイブコンピュータの機能や動作を確認してください。コンピュータのいずれかの機能が正しく動作していないと感じた場合には、ただちにダイビングを中止し、安全に水面に浮上してください。Suunto カスタマーサポートにお問い合わせのうえ、Suunto 認定サービスセンターに返送して点検を受けてください。

警告:

ダイブコンピュータの使用中は、他のダイバーとの間で交換および共有をしないでください。ダイビング中または反復潜水中にダイブコンピュータを装着していなかったダイバーには、ダイブコンピュータの情報が適用されません。ダイブコンピュータのダイブプロファイルは、ユーザープロファイルと必ず一致している必要があります。いかなるダイブコンピュータでも、そのダイブコンピュータを使わずに行ったダイビングを反映することはできません。そのため、誤った情報が表示されないよう、コンピュータの初回使用前 4 日間はダイビングをしないでください。

警告:

安全上の理由から、単独でのダイビングは絶対にしないでください。バディと一緒にダイビングを行うようにしてください。減圧症の症状が遅れて現れたり、陸上でのアクティビティによって減圧症が誘発されたりすることがあるため、ダイビング後もしばらくの間は他の人と一緒に行動するようにしてください。

警告:

講習を受けたダイバーのみがダイブコンピュータを使用してください。フリーダイビングなどダイビングの種類を問わず、十分な講習やトレーニングを受けていないダイバーは、混合ガスの誤った使用や不適切な減圧などのトラブルを起こすことがあり、これは重傷や死亡事故につながる可能性があります。

警告:

フリーダイビングとスキューバダイビングのアクティビティを同じ日に行わないでください。

警告:

このデバイスは、圧縮空気と一緒に使用することをお勧めします。圧縮空気の供給は、EU 規格 EN 12021:2014(呼吸器用圧縮ガスの要件)に規定されている圧縮空気の品質基準を満たしている必要があります。このデバイスは、エンリッチドエアー (ナイトロックス) 呼吸ガスと使用することもできます。

警告:

混合ガスを使用したダイビングには、一般的に使用するエアーとは異なるリスクがあります。酸素濃度が 22% 以上の混合ガスが含まれる機器を使用する場合は、ダイビングで実際に使用する前に、エンリッチドエアー利用のダイビングに関する適切な講習を必ず受講してください。

警告:

ナイトロックスダイビングの場合、最大許容深度(MDO)と減圧不要限界時間は混合ガスに含まれる酸素濃度に左右されます。酸素曝露量が最大限界値に到達したと表示された場合、ただちに酸素曝露を減らすための措置を講じる必要があります。CNS% / OTUの警告があった後、酸素暴露を減らすための措置を取らなかった場合、酸素中毒、負傷、死亡事故のリスクが急激に増加します。

警告:

自分自身でガスの内容を確認しダイブコンピュータにその分析値を入力していない場合は、そのガスをダイビングに使用しないでください。必要に応じてタンクの中身を確認して、ダイブコンピュータにガスの分析値を適切に入力しないと、誤ったダイビングプランが表示されます。

警告:

ダイブコンピュータが飛行機搭乗禁止時間をカウントダウンしている間は、飛行機に搭乗しないでください。飛行機に搭乗する前に必ずダイブコンピュータを起動し、飛行機搭乗禁止の残り時間を確認してください。飛行機搭乗禁止時間内の飛行機搭乗および高所移動は、減圧症のリスクが非常に高まります。ダイバーズ・アラート・ネットワーク(DAN:Divers Alert Network)が発信している情報を参考にしてください。潜水後の飛行機搭乗において、減圧症を完全に防ぐことを保証する規定は存在しません。

警告:

ペースメーカーをご使用の場合は、スキューバダイビングはしないことを推奨しています。スキューバダイビングは身体にかかる負荷が大きいため、ペースメーカーを装着している方には適していない可能性があります。

警告:

ダイブコンピュータを使用する際には、印刷版のクイックガイドとオンラインユーザーガイドに必ず目を通してください。ガイドに目を通していない場合、ダイブコンピュータの不適切な使用や重傷・死亡事故につながる恐れがあります。

メモ:

最新のソフトウェアにはアップデートや改良点が含まれています。常に最新のソフトウェアがお使いの Suunto ダイブコンピュータにインストールされている状態にしてください。ダイビングに出かける前にはwww.suunto.com/supportにアクセスして、お使いのデバイスで利用可能な最新のソフトウェアアップデートがないかどうかを確認してください。利用可能な最新のソフトウェアアップデートがある場合は、ダイビングの前に必ずインストールしてください。Suunto では当社製品をより快適にご利用いただくために継続的な製品開発と改善に常に努めており、随時ソフトウェアアップデートを提供しています。

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