Suunto DX ユーザーガイド -
コンピューターの起動と事前チェック
本機は1.2 m(4 ft)より深く潜水すると自動的にDIVE モードが作動します(ダイブモードをオフにした場合を除く)。潜水前には手動でDIVE 作動させ高度/個人調整、電池容量、酸素設定などの設定を確認してください。
Suunto DXがダイブモードに入るたびに、次の順に表示が切り替わり一連のチェックを行うことができます。ディスプレイのセグメントが全て表示、バックライトの点灯とアラームの鳴音。次に最大許容深度(MDO)、高度設定、個人調整、酸素割合(O2%)、酸素分圧(PO2)の表示。そして、バッテリー容量の状態が表示されます。

反復潜水の間は、現在の組織飽和状態(窒素グラフ)も表示されます。

ダイビングを計画している旅行の前には、すべてが適切に機能していることを確認する必要があります。
画面表示が全て切り替わると、Suunto DXはサーフェスモードに入ります。潜水前にも次の表示を必ず確認してください。
確認が必要な表示は以下の通りです。
- Suunto DXは正しいモードにあり、ディスプレイが完全に表示されます。
- 正しい(使用したい)ダイブモードで、液晶欠け、液晶抜けがなく完全な表示をしているか
- 高度設定、個人設定は正しく設定されているか
- ディープストップが正しく設定されているか
- 使用したい表示単位で設定され、温度と深度が正しく表示されているか
- バッテリー容量はOKと表示されるか
- アラームは鳴るか
ワイヤレストランスミッターの事前チェック
オプションのワイヤレスタンク圧トランスミッターを使用する場合、次のことを確認してください。
- ガスおよびO2が正しく設定されているか
- トランスミッターが適切に取り付けられタンクバルブが開いているか
- トランスミッターとSuunto DXがペアリングされているか
- トランスミッターがデータを送信しているか(ワイヤレストランスミッター受信アイコンが点滅し、タンク圧が表示される)
- トランスミッターのバッテリー残量警告が表示されていないか
- 計画したダイビングに十分なガスがあるか使用している残圧計とコンピュータの受信しているタンク圧の表示が同じか
バッテリー残量の表示
温度や内部の酸化は、バッテリーの電圧に影響を与える可能性があります。Suunto DXを長期間保管したり、低温環境で使用したりすると、バッテリー容量が十分であっても、低バッテリー警告が表示されることがあります。
このような場合、ダイブモードを起動し、バッテリー残量を確認する必要があります。バッテリー残量が少ない場合には、バッテリー残量警告が表示されます。


バッテリー残量警告がサーフェスモードで表示される場合や、画面表示が薄れてきた場合は、バッテリー残量が低下している状態です。この場合には必ずバッテリー交換を行ってください。
バッテリー残量警告が表示されているときは、バックライトとアラーム音が起動しません。