このセクションでは、Suunto Fused™ RGBM 2 アルゴリズムを用いたダイビングの際に減圧シーリングを超過した場合、何が起こるかについて説明します。
減圧シーリングを 0.6 m(2 ft)よりも超過して浮上を続けると、シーリングパラメータの数値が赤色に変わり、赤色の下向き矢印が現れ、アラーム音が鳴ります。
この場合、ただちにシーリング深度よりも深く潜降し、減圧を続けてください。3 分以内にシーリング深度よりも深く潜降しなかった場合、Suunto EON Core がアルゴリズム計算をロックし、下に示すように、「ロック」と表示されます。また、シーリング深度も表示されなくなるので注意してください。
この状況では、減圧症(DCS)のリスクが著しく高くなります。水面に浮上後、48 時間は、減圧情報が一切使用できなくなります。
アルゴリズムのロックは、アルゴリズムの情報が無効であることを強調する安全機能です。
アルゴリズムがロックされた状態のデバイスを使って潜水することは可能ですが、アルゴリズムの情報の代わりに「ロック」と表示されます。アルゴリズムがロックされた状態で潜水した場合、その後水面に浮上した時点でアルゴリズムロック時間が再び 48 時間にリセットされます。
ダイビングに Bühlmann 16 GF アルゴリズムを使用した場合は、減圧シーリングを超過した場合や減圧停止を実施しなかった場合でも、アルゴリズムはロックされません。詳細については、警告:シーリング超過 を参照してください。
このセクションでは、Bühlmann 16 GF アルゴリズムを用いたダイビングの際に減圧シーリングを超過した場合、何が起こるかについて説明します。
Bühlmann 16 GF アルゴリズムには、Suunto Fused™ RGBM 2 アルゴリズムと同じアルゴリズムロックはありません。Bühlmann 16 GF アルゴリズムを使用してダイビングする場合、減圧停止を無視した場合でも、デバイスは元の潜水計画を表示し続けます。中央ボタンを押して、シーリングの無視の警告を承認します。
警告が消えたら、シーリングの無視のサインが画面左側に表示されます。
ダイビング中にシーリングを超過した場合は、ダイビングログに表示されます。数値ビューでダイビングを確認すると、シーリングの無視とログのヘッダーに表示されます。
シーリングを超過した後に再びダイビングを行うと、新しいダイブログには 前回のダイブでのシーリング無視のヘッダーが付きます。
ダイビング中にシーリングを超過した場合は、ダイブプランナーに表示されます。画面には、前回のシーリング無視はプランナーの正確性に影響しますというポップアップメッセージが表示されます。メッセージは 3 秒後に消えます。または、中央のボタンを押して消すこともできます。メッセージが消えた後は、通常どおりにプランナーを使用できます。