潜水後、Suunto D5は前回の潜水からの水面休息時間と飛行禁止推奨時間のカウントダウンを表示します。飛行機搭乗禁止時間内の飛行または高地への移動は避けなければなりません。
飛行機搭乗禁止時間は、ダイビング終了後、飛行機への搭乗が制限される時間のことです。飛行機搭乗禁止時間は最低 12 時間、体内残留窒素排出時間が 12 時間以上の場合はそれと同等の時間になります。体内残留窒素排出時間が 75 分未満の場合、飛行機搭乗禁止時間は表示されません。
潜水中に減圧を行わなかったために、ダイブアルゴリズムロックが 48 時間ロックされると (アルゴリズムロックを参照) 、飛行機搭乗禁止時間が常に 48 時間になります。同様に、ゲージモード(ボトムタイマー)で潜水が行われると、飛行機搭乗禁止時間は 48 時間になります。
Suunto Fused™ RGBM 2 では、飛行機搭乗禁止時間は選択された個人設定パラメータ (-2、-1、0、+1、+2) によって左右されます。より保守的な個人設定を選択すると、飛行機搭乗禁止時間の値がより長くなります。より積極的な個人設定を選択すると、飛行機搭乗禁止時間の値がより短くなります。
Suunto Fused™ RGBM 2 によって、Suunto D5が計算した飛行機搭乗禁止時間が終了すると、飛行機に搭乗することができます。通常、旅客機の機内気圧は上空約 3,000 m と同等の気圧に達します。
ダイブコンピュータが飛行禁止時間をカウントダウンしている間は、飛行機搭乗は避けてください。飛行前には必ずダイブコンピュータを起動し、飛行禁止の残り時間を確認してください。飛行禁止時間内の飛行機搭乗および高地への旅行は、減圧症のリスクを非常に高めます。レジャー・スクーバダイビング事故者に対する緊急医療援助システム(DAN)が発信する情報を参考にしてください。潜水後の飛行機搭乗において、減圧症を完全に防止することを保証できるルールは存在しません。